11月9日、「道内某所(当日まで秘密)から一人500円だけを持って、サポートステーションまで帰ってきてください」という一昔前のテレビ番組のような企画~ワーカーズサバイバル~を行いました。
参加申込は7名、朝9時にサポステをスタッフの車で出発して一時間後、石狩浜という冬の海からスタートしました。
「後は皆さんで協力してください、ではサポステで会いましょう」と言い残して去ってきたところ、結果的には6時間後に無事に再会を果たしました。
同行スタッフの話によると、まずはひたすら徒歩、その後観光名所の土産物コーナーの試食で空腹をしのぎ、バスの営業所で料金を調べて500円で帰れるルートを調べたとのこと。ちなみに帰ってきたときの皆さんの所持金は30円でした。
生還(?)した皆さんの話もきいて、人間には本来生き抜く力が備わっていると感じたことや、何とかなるという開き直り、達成感などがこのプログラムの成果として言えると思います。
また、この企画がもし、「石狩浜に皆さんを降ろします。そこから2時間歩いたところに土産物屋があるので試食を食べます。その後さらに2時間歩いたところにあるバス停から○分のバスに乗って帰ってきましょう。到着予定時刻は○時です。念のためスタッフは同行しますし、近くを常に車で追尾しますので安心してください。」という告知方法だったら、皆さん参加しなかったと言います。
あえて詳しくは書きませんが、この言葉は実はいろいろなことをスタッフにも教えてくれているような気がします。
参加した皆さん、大変お疲れ様でした。この体験が皆さんの糧になりますように。

