ナビゲーションメニューへ

ブログ

水, 2010-06-23 17:14 | saposute

皆さんこんにちは、スタッフの松田です。

先ほど、第一高等学院札幌校さんにおじゃまして、この夏にサポステで開始する予定の「学びなおしサポート事業(まなサポ)」に関する相談をしてきました。

まなサポとは、
「高校を中退した途端、人付き合いも減ったし、行くところがない」
「中卒で働こうと思ったけど、アルバイトもぜんぜん受からない」
「だからやっぱり高校に入りなおしたい!高卒資格がほしい!」
といった方を対象に、高校入学あるいは高卒認定試験合格を目標とした進路相談や学習サポートを行うプログラムです。

学力・学歴は、家庭の経済格差によってかなり影響されていることが、データでハッキリと証明されています。
そして、学力・学歴の格差は、そのまま就労機会の格差にもつながっています。もちろんそれを自力で克服している人もいますが、そもそものスタートラインが不公平なのは事実です。

そこで、厚生労働省が、現場のニーズを聞いたうえで、今年度から札幌を含めて全国5箇所のサポステに学習面の支援も付け加えたのです。
いま中学や高校に在籍していないことが参加の条件になりますが、サポステの一環なので参加費は無料です。
勉強を教えるのは、私の所属する(財)札幌市青少年女性活動協会のスタッフのほか、大学生ボランティアにもお願いしています。
会場は市内数ヶ所の児童会館をお借りして、なるべく交通費がかからずに通えるようにする予定です。

そんなこんなで、特に経済的な理由で学びなおしが困難になっている若者には、ぜひ参加してほしいと思っています。
その一方で「全く同じ内容でもサポステは無料、民間は有料。だからサポステにおいで!」とは全く思っていません。むしろそれは避けなくてはいけません。

そういったことを含めて、高卒認定試験のサポートを民間で行っている第一高等学院さんに相談してきたわけです。
実は私はアポなしの飛び込みで行ったのですが、思いのほか素晴らしい方が応対してくださったおかげで
「どこで違いを出して、どう住み分けるか」という視点だけでなく、
「どんな連携をすれば、困難を抱えている若者たちの力になれるか」という話にまで発展することができました。

まだ構想の段階なので詳しくは書けませんが、今日の話し合いの内容が実現すれば、学習支援のノウハウを持っている同学院さんと、地域に若者支援ネットワークを持っている私たち、お互いの強みを活かしたサポートが実現するかも知れません。

そんなわけで、この夏始まるサポステの(うまくいけば第一高等学院さんと協働の)学びなおしサポートに、どうぞご期待ください!
お問い合わせは、サポステを実施している札幌市若者支援総合センター( center@sapporo-youth.jp 011-631-8008)まで。

スタッフ 松田

土, 2010-06-12 13:40 | saposute

スタッフの松田です。いつもながらご無沙汰しております。

昨日、フリースクール関係のシンポジウムに出席してきました。
フリースクールに通っている方の体験談などを聞かせてもらいながら、フリースクールの必要性を改めて実感させられました。

人が幸せに生きていくためには、子どものうちに身につけておいた方が良いことがあります。
大人には、子どもたちがそれを身につけるための機会を提供する義務があります。(この責任のことを義務教育と呼ぶのだと思います)
学校というところは、子どもたちが多くのことを身につけるうえでも、大人たちが義務教育という責任を果たすうえでも、とても良く出来たシステムです。実に効率的です。
もし私が大臣なら「子どもたちはみんな学校に通いなさい。なぜなら君たちが順調に学校に通ってくれれば大人たちはホッとするんだ。おまけに、多少ガマンしてでもそこに通うことで、忍耐力も身につくんだぞ。なっ、いいから通いなさい。」と言うでしょう。

でも大臣でない私は、学校が「義務教育を実現する唯一の舞台」である必要はないと思っています。

学力や社会性を身につける場が、学校以外にあってもいい。
人が育つきっかけが、学校以外にもゴロゴロ転がっている社会がいい。
それを面倒くさがらない大人がたくさんいたら、それがいい。

そんな風に思っています。

そういう意味では、シンポジウムの司会の方が「フリースクールを語るときに、どうしても学校の話題が出る」という問題提起をしていたのもとても興味深かったです。

その言葉の私なりの解釈は「たくさんあるべき学びの手段のうちの一つが学校であり、別の一つがフリースクールであり、そのまた別のものがたくさんあって良いはずなのに、絶対的な学校という存在に相対するものとしてフリースクールが位置づけられていることへの歯がゆさ」です。

学校に対抗するためではなく、一つの学び方(子ども時代の過ごし方の一つ)としてフリースクールがあるはずなのに、フリー“スクール”という名前がそもそも学校の存在感からフリーになっていないというのも皮肉です。
そう考えると、フリースクールによく学校っぽい名前がついているのも、なんだか勿体無いですね。

などなど、今回はあえて自分の専門フィールド以外のことを書きました。
素人が専門家の領域を語ることはとっても失礼だというのを重々承知であえて書かせていただきました。

それは実は、上の文章を
子ども→ 若者
学校 → 企業
学び → 労働(あるいは社会貢献) と置き換えたときに、
フリースクール → ?? 
というのを問題提起したかったのです。

子どもは、学校に通えなければフリースクールという学びの場があります。
若者は、企業に採用されなければどこで労働(あるいは社会貢献)の機会を保証されるのでしょうか。

ふぅ、やっと本題にたどりついた・・・。

続きはまたいつか → スタッフ 松田でした!

土, 2010-05-08 09:51 | saposute

皆さまこんにちは、スタッフの松田です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
私の周りでも、海外旅行に行った“勝ち組”から、風邪でずっと寝込んでいた“負け組”まで、さまざまでした。実は私もかなりの負け組でしたが・・。

さて、ゴールデンウィークの前のことになりますが、サポステの実施場所でもある札幌市若者支援総合センター主催にて、関係者による会合を行いましたので報告したいと思います。

私がある時期からずっと抱えていたモヤモヤを解決したい一心で企画し、スペシャルなゲストと豪華なパネリストに集まっていただきました。
そのモヤモヤは「ネットワークを合言葉に、サポステもオープン以来たくさんの支援機関の皆さまと関係を築かせていただいたけれど、果たして利用する若者にとって、意味有るネットワークになっているのだろうか?」ということです。

例えば、私はジョブカフェの連携マネージャーさんと、(私の片思いかどうかはさておき)信頼できるパートナーとしてお付き合いをさせていただいています。でも、若者がジョブカフェとサポステを有効に使い分けられているかというと、まだまだだと思うのです。
同じように、医療・福祉機関の方とも「お互い協力しあっていきましょう!」と言い合えるお付き合いがありますが、利用者の皆さんに医療面のサポートと就労支援をうまく組み合わせたサービスが展開できているかと言えば、やはりまだまだなのです。
そもそも、勇気を出してサポステに相談に来た方が「あなたはその前に診断をオススメします」と言われたら(正式にはそれがサポステの役割でもあるのですが)、やっぱり「たらい回しにされた」と感じるかも知れないし、場合によってはそのまま引きこもり状態に戻ってしまうんじゃないかと、私は悩んでいるのです。

つまりは、関係者がつながる“だけ”では、ネットワークとは呼べない。それ以上の“何か”が絶対に必要になる。そんな、ネットワークの第2段階がどこにあるのか、というのが私のモヤモヤの正体です。

そんなモヤモヤに立ち向かうべく、会合では、特に連携が難しい“こころの問題”を中心に、ゲストに香山リカさん、パネリストに札幌市内の各部門を代表する方々をお招きして、討論しました。
会が始まるまでは「香山さんはもちろんのこと、これだけの顔ぶれに集まっていただけるようになったのは、何と言ってもサポステ4年間の成果だよなぁ」なんて一人で悦に入っていたのですが、実際にパネルディスカッションが始まってみると、欲張りすぎを反省しきりでした。
パネリストはお一人でも一時間程度の講演ができるような方々なのに、それを7名も集めてしまって、会場が聞きたいことを余すことなく聞き出すなんてことは、あまりに無謀なわけです。恐らくパネリストからは「言いたいことの半分も言えなかった」、会場からは「聞きたいことの半分も聞けなかった」という消化不良に終わってしまうのではないかと、冷や汗をかきながら進行していました。

そんなこんなで、大変な会合でしたが、私自身は多くのヒントをいただきましたし、新たな出会いも広がりました。
なかでも「支援者が自分たちの限界をきちんと認め、それを補ってくれる機関とつながる。」という考えは、今までも頭では理解していても、改めて大切だと実感しました。
利用者さんと信頼関係を築いたうえで「私たちでは、この部分のフォローは十分にできないので、○○というところに一緒に行きませんか?あるいは、担当の○○さんに連絡をしておきますので、行ってみませんか?」と言うことによって、たらい回しではなく橋渡しが可能になるわけですよね。

札幌のネットワークづくりが、第2段階に向けて動き出せそうな、そんな期待をもつことができた一日でした。

最後に、このブログを読んでくださっている関係機関の方へ。
4月25日の香山さんの基調講演からパネルディスカッションまで、ハンディカメラで収録したDVDがあります。
香山さんとパネリストの皆さんのご厚意もあって、ご希望の方には着払いにてお譲りしたいと思っています。

ご希望の方は、所属とお名前、郵送先および「ネットワークの第2段階」についてのお考えをご記入のうえ、札幌市若者支援総合センターまで、メールにてお申込ください。 アドレスは center@sapporo-youth.jp です。
メールの件名は「4月25日DVD希望」としてください。
応募は札幌以外からも大歓迎ですが、今回は若者自立支援に携わっている方に限定させて頂きます。医療・教育・福祉・行政・雇用(企業含む)など、広い意味で若者の自立支援を仕事あるいはライフワークにされている方にお届けしたいと思います。
お送りいただいた「ネットワークの第2段階」については、文字数や体裁等の指定はありません。ご本人の了承のもと、本ブログに転載させていただくこともあります。
※枚数およびダビング作業時間に限りがありますので、先着順でお断りすることもあります、予めご了承ください。当日に出席された方はなるべくご遠慮くださいますよう、お願いします。

長い文章の最後までお付き合いいただいた方には、プレゼントでした♪

札幌市若者支援総合センター
(さっぽろ若者サポートステーション)
松田考

土, 2010-04-10 12:07 | saposute

みなさまこんにちは、スタッフの松田です。

4月1日を境に、“北海道若者サポートステーション”が“さっぽろ若者サポートステーション”になったり、実施場所の“札幌市勤労青少年ホーム”が“札幌市若者支援総合センター”になったりと、実にいろんな変化があって大変でした。

と言いながら実は、スタッフがごっそり入れ替わったり、サポート内容が大幅に変わったりしたわけではありません。ただ単に、更新をサボってた言い訳に使おうかなと思っただけです、すみません。

このホームページも近いうちに引っ越すことになりそうですが、そのときはまたご案内しますので、引き続きお付き合いください。ブログやリポートも継続する予定です。
ただ、そうなると、過去の掲載分は見られなくなるようです。
実は最近、依頼を受けて原稿を執筆する機会がありまして、何とか書きあげたわけですが、このブログにだらだら書いてきたことが意外と使えたのかも、ということに後から気がつきました。今後、執筆はコリゴリですが、ブログとリポートの内容はどこかに保存しておきたいなぁなんて思っています。

ブログの効果と言えば、先日、「ブログを読みました、頑張ってや~」というメールが私のところに届きました。嬉しいなと思って送り主を見たら、中学校時代の同級生でした。偶然発見してくれたらしく、20数年ぶりの再会(?)です。
その同級生は、当時密かに憧れていた女子だったので、今度、写メールでも送ってもらおうかと思います。いや、やめといた方がいいかな・・・。
ちなみに、「松田が人と関わるような仕事に就くとはビックリした」だそうです。そういう風に見られていたとは、中学時代に告白してたら、危なくフラれてるところでしたね。

あ、なんだか個人的な内容になってしまってすみません、引っ越す前にもう一度くらい書きますので!

スタッフ 松田考

木, 2010-03-04 12:31 | saposute

ご無沙汰しております、スタッフの松田です。

先日、とある自治体関係者の方と名刺交換させて頂いた際に「ブログを見ています。いやぁ、なかなかアツイですね。」と言われて、「あっ、意外と読まれているのかな?!変なことは書けないぞ・・・」というプレッシャーを勝手に感じてしまいました。更新スランプに陥っているのを、そのせいにしているだけかも知れませんが♪

ちなみにその方とは「子どもや若者の教育を考える会」のような会合でお会いしました。
最近は、そういった趣旨の会合に呼んでいただく機会も増えているのですが、そこで私が常々気をつけていることは、単なる評論家になったらアカン、ということです。
「○○だからニートや引きこもりと呼ばれる若者が増えるんだ」とか「ニート支援はもっとこうあるべきだ」みたいなことを、あたかも向こう岸の状況を語るかのように喋るような人間にはならないぞ、という自戒ですね。

念のため、これは誰かを否定して書いているわけではないです。実際の会合で不快になる発言があったわけでもないです。今の私の立場での、あくまで自分ルールです。

さて、またこんなことを書き進めていくと「いや、これって多くの人に読まれているのかも知れないし、誤解を招くかも・・・」「そんなこと言ってブログであれこれ語ってるのがそもそも評論家目線なのかも?!」なんてプレッシャーに発展していくので、この辺でストップして、お知らせにいきたいと思います!
※実際に続きの数行を削除しちゃいました。重圧からは逃げるタイプなんです、私。

お知らせ その1
「今年もやるぞ!雪山登山!」
3月13日(土)に、藻岩山という500m級の山に登ります。
一緒に登る方を募集します。雪山登山ですが、3時間くらいで山頂につきます。ジーンズに長靴でOK、素人でも全然可能な、ハイキングのちょっと困難なくらいでイメージしていただけると良いかと思います。
なぜこんなことをするか?達成感とか自己肯定感とか、こじつけの理由はいくらでもありますが、一番は「いや~、あのときあんな馬鹿なことしたよなぁ」っていう思い出づくりです。
24時間、何でもかんでも就職に役立つことばっかりじゃなく、ムダや遊びもあった方がええんちゃうかな、何て思いもあったりします。
だから厳密にはサポステのプログラムとは言えないのですが、参加はサポステ利用者のほか、ご家族も対象です。
興味のある方はサポステまでお問合せください。
※ちなみに3年前は猛吹雪で「命の大切さ」を実感できました。

お知らせ その2
「保護者&支援者の会」
4月から毎月第3土曜日に実施してきましたが、3月は次年度に向けて大切なお知らせもありますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
今月は3月20日(土)13時半~です。
出席される方は事前に電話かメールでご連絡ください。

なんだか、変なテンションのブログになってしまいましたが、スランプだということでお許しを~。

スタッフ 松田考

木, 2010-02-11 15:47 | saposute

皆さんこんにちは、スタッフ松田です。
前のブログに書いた動画はご覧いただけましたでしょうか。まだの方はぜひどうぞ。

さて、昨日、キャリア教育を考える集まりがありました。
呼びかけ人は専門学校の校長先生で、中学校と高校から進路の先生が一人ずつと私の計4名で、次年度に立ち上がる予定の「札幌のキャリア教育を考える委員会(仮称)」の土台作りのための顔合わせ、です。

4名のうち、中学校の先生にお会いするのは初めてだったのですが、本気で生徒の将来を見据えた取り組みをしていらっしゃる姿勢には少し驚きました。
私が中学生の頃の進路指導なんて、成績別に受ける高校を“あてがう”だけで終わっていたように記憶していますが、素晴らしい先生もいらっしゃったものです。

現代は携帯電話に代表されるような便利な世の中になったことで、消費者はどんどん骨抜きにされています。15歳で元服していた頃と比べればもちろん、ほんの20年前と比べても、若者の“骨抜かれ度”は格段に進んでいることでしょう。これはもう、若者の自己責任ではあり得ません。
そして、そうやって文明社会がよってたかって人を骨抜きにしていく一方で、それでも「骨のある大人」を育てていくのは、やはり教育にしかできない営みなんじゃないかなと私は思っています。

家庭教育・学校教育・社会教育・地域教育、いろんな教育がよってたかって“骨抜かれ社会”に抵抗していく、そんな時代がしばらく続くのも知れませんね。

骨のある先生方にお会いして、私も背筋が伸びる思いです。

スタッフ 松田考

水, 2010-02-10 21:26 | saposute

松田です。今日は宣伝にやってまいりました。 

サポステの動画サイトは、皆さんご存知ですか?
相談しようかどうか悩んでいるかたに、サポステやスタッフの雰囲気を知ってもらおうと、開設しています。

そこでは、サポステのほか、サポステが御世話になっている機関の情報も掲載しています。
今回、「おがる」というちょっと変わった名前の機関を新たにアップしたので、ぜひご覧ください。
仕事の問題と複雑に関係していることのある「心のこと・発達障害」について、分かりやすく、前向きにお話ししてくださっています。
20分の内容を10分ずつ二つに分けてアップしています。

http://sapporo.youth-network-movie.org/video/

土, 2010-02-06 21:54 | saposute

昨日、札幌市西区琴似というところにあるコミュニティFM局にお招きいただき、1時間半ほど生放送でお話ししてきました。
と言っても、こちらからはスタッフ3名で行き、途中で音楽やCMも入るので、ずっと私がベラベラ喋っていたわけではありませんが。

番組の内容は、「NEET問題を考える」。
パーソナリティは北海道大学の先生とコミュニティカフェの店長さんのお二人で、いろいろな質問を私たちに投げかけていただく形でトークはすすみました。

その中でとっても印象に残ったのは、北海道大学の先生が仰っていた「働いていない」ことと「働いている」ことの間に、それらを繋ぐもっと小さな段階があるべきだ、ということ。これは私も全くの同感で、例えばボランティアや地域活動などがそこに該当するわけですが、これらは実際に仕事に向かうための段階的なトレーニングとしても取り入れられていることが多いです。

さらに言えば、ちょっとニュアンスは違ってくるかも知れませんが、今の世の中では「働いている」か「そうでない」かがあまりに大きな違い、重要な問題になっているなぁと感じることがあります。
そしてそれがそのまま個人の人格までも評価するモノサシになっていることが多いです。

例えば同窓会で「君はいま何をやってるの?」と聞かれたら、「うん、いま同窓会に出席してるよ」と答える人はまずいなくて、「いま、○○の仕事をしてるよ」と答えるのが“常識”になっています。
これはつまり、ある年齢層の人間にとって、その人が何者であるか、ということの大半を、その人がどんな仕事をしているか、が占めているわけです。
そして周りからの評価も、このことによって非常に左右されるのです。
(だから無業状態にある人の多くは、同窓会にも行けずに交友関係を絶ち、孤立し、場合によっては社会から“引きこもる”リスクを負っているのだと私は思っています)

もちろん、サポステには「何とかして働きたい(働けるようになりたい)」という気持ちで来られる方がほとんどですので、こちらも精一杯そのお手伝いをしているつもりですし、「働こうがそうでなかろうが、そんなの大したことじゃないよ」とは言いません。実際に当人や周りの人にとってそれが大きな問題であることも、重々理解しています。
でも、それにしても「働いている」「いない」の境目があまりに大げさに取り扱われているような感覚は、常に持っています。
そしてこれはむしろ当事者である若者自身ほど、過重に評価しているようにさえ思います。

こういった考えについては、文字表現の限界もあってどうしても誤解を招きかねないので、これ以上ここで深入りはしませんが、そんなことをパーソナリティの北大の先生の言葉を聞いてから、ラジオの本番中に思っていました。と同時に「おっこれはブログに書けそうやな」なんてこともCM中に考えたりもしてました。
一緒に行ったうちのスタッフはとっても緊張していたのに、私は実はそんなことを考えながら喋っていました。ごめんね。

何はともあれ、ラジオ出演なんて人生でそうあることでもないし、とっても良い思い出ができました。後になって思えば、録音でもしとけばよかったな。
でも、自分の声って、録音して改めて聞くと、自己嫌悪になりますよね。
(自分の文章もそうなので、あまり読み返さないようにしています)

追記)このブログに書いている「仕事観」などは全て私個人のものであって、北海道若者サポートステーション全体のスタンスというわけではありませんので、ご理解ください。

スタッフ 松田考

水, 2010-02-03 13:01 | saposute

松田です!
前回のブログをご覧いただいた方から、メールをいただきましたので、ご本人許可のもと、原文まま転載します。
送ってくれたのは、いま自身も働くことに向けて頑張っている最中の、20代のサポステ利用者です。ありがとうございます。

********

シンポジウム、なかなか興味深いですね。

「旧き良き時代の真似事をするだけでなく、新しき良き時代を作るためにできることは…」
その後どんな話で盛り上がったのか、気になります。

仕事というのはどういうものなのか。
人との繋がりや地域との繋がりを失った今では、それが分からぬまま社会に出ようとし、断念・挫折する若者が溢れかえっているのでしょう。
自分の肌で、感覚として分かるのではなく、アタマで理解するだけ。
マニュアルに乗っ取った仕事は出来ても、コミュニケーションとか社会情勢や常識、人間力が欠落しているのは、そのせいかしら。

幸いといってはなんですが、今オススメのお仕事ドラマがあるので「仕事とは」「社会とは」を考えるきっかけになるかもしれません。

「泣かないと決めた日」火曜21時。
社会人のいじめ問題。
ドラマも壮絶ですが、実社会はドラマのように甘くはない。
新人OLがいじめから逃げずに立ち向かう姿は、是非とも見習うべき。

「エンゼルバンク」木曜21時。
転職のノウハウ満載。
実用的なヒントが多く、「仕事とは何か?」というものを垣間見れる気がします。

あと、書籍でいえば「平林都の接遇道」は、必読。
熟読し、体に叩き込みたいものです。

社会が変わることを指をくわえて待つのでなく、若者もそれ相応の努力をしなければ、決して仕事にはありつけません。

*********

以上です。
全くの余談ですが、これから出前をとります。
そばにするか、うどんにするか、悩んでいます。
全くの余談でした。

松田

土, 2010-01-30 13:19 | saposute

ご無沙汰してます、スタッフの松田です。

先日、奈良県で行われたシンポジウムに、パネリストとして参加してきました。
「ニートや引きこもりといった、若者の問題を考える」といった趣旨のシンポジウムです。

あっ、ところで皆さんは、シンポジウムとフォーラムとセミナーの違いが分かりますか?ウィキペディアを使わずに言える方は、すごいです。

・・・すみません、本題に戻ります。
そのシンポジウムというのがなかなか凄くて、主催は文部科学省。パネリストには、世界的に有名なイギリスの若者支援機構から金髪の女性が来たり、韓国で最近脚光を浴びているセンターの所長が来たり、日本の有名な学者さんがいたりと、間違いなく壇上で一番のペーペーは私でした。

そんな方々とのパネルディスカッションの中で、「地域コミュニティの崩壊」という話が何度も出てきました。
簡単にいうと、
・大人になって困難な状況に陥ったときに声をかけてくれる地域の温かみが無いため、社会から孤立してしまう(ニート状態が深刻化する原因)
・子どもの頃から地域のいろんなの人たちと触れ合うきっかけが無いため、対人関係に不安を持つ若者が増える(ニート状態に陥る原因)
といったことです。

ちなみにイギリスでは、スタッフが街に出て孤立している若者に声をかけ、そこで信頼関係を作って自分たちの機関に連れてくるということもしているそうです。彼らの機関名は「コネクションズ」、和訳するとそのまま「つながり」です。

また、幼少期のことで言えば、昔は空き地があり、そこで人数を集めて野球やままごとをして遊んでいたのに、今はその場所を奪われ、ゲームを与えられたことよって、どんな影響があるかは、誰しもが容易に想像できることと思います。
(ゲームの普及が諸悪の根源だ、ということではありません)

つまり「人は人とつながることで、経済的にも精神的にも豊かに生きていける動物であり、今の社会で生きていくためにも、そういうつながりが大切である」ということなのですが、問題はここから先。
「じゃあ、そういうつながりが失われた今の社会で、どうそれを回復するか?」ということです。
「昔は良かったなぁ」なんて言ってみても何も解決しないですし、文明は後戻りできないですから。

今のところ、イギリスでも韓国でも日本でも、若者が他者や社会と関わるプログラムを通じて、自信やスキルを回復していくという考えが主流です。もちろん、サポステもです。
これには、自分たちの目指している方向性が外国でも同じなんだということに、恥ずかしながらちょっとホッとしてる自分がいたりします。

しかし、こういった取り組みはあたかも、本来は幼児期や少年期に体験しておくべきだった人との関わりを、青年期に取り戻す(取り戻させる)もののようにも思えます。
つまり、子どもの頃に自然に身に染みついているべきだった体験を、大人になってから人工的に与えられている、というひねくれた(?)見方ができてしまうわけです。

実はそのシンポジウムの壇上でも、「それはそれで意味があるとは思うが、果たしてそれで問題は解決するのだろうか?」「旧き良き時代の真似事をするだけではなく、新しき良き時代を作るために、私たちにできることは何だろうか?」と発言してみました。
壇上で一番ペーペーである私が、それまでの話の全否定みたいなことを言ってみたわけです。

本心というよりは、ほんの茶目っ気で言った部分もあったのですが・・・・・その先、どうなったと思いますか?

気になる方は、私に会いにきてください♪

おまけ)
韓国の方と交換した名刺の裏には、幼児をおぶっている母親の写真が全面印刷されていました。聞いたら、誇らしげに「オモニ(母)と自分だ」と。仮に私が名刺の裏にオカン(母)の写真を載せるかと言えば・・・ムリですよね!?

スタッフ 松田