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ブログ

水, 2010-09-08 17:27 | saposute

アンニョンハセヨ!松田です。
無事に韓国から帰ってきましたので、約束どおり報告したいと思います。

まず、行く前にアレコレ予習していましたが、そしてその一部をここでも書いていましたが、やっぱり、現地の人と触れて、現地の飯を食ってみて分かったことだらけでした。

と言うことで、韓国の支援の特徴を語る前に、まず韓国の人・文化についてまとめておきます。
※ここでいう「韓国」とは、「たかだか一週間、せまい範囲で出会った人や文化から松田が感じたこと」を指すので、もちろんほんの一部であることは予めお断りしておきます。

韓国の人は・・・
親切(ときにおせっかい)・たくさん飲む(人に飲ませる)・食う(人に食わせる)・たくさん歌う(人には歌わせないで、聞かせる)・たくさん勉強する(子どもに猛勉強をさせる)、そしてエネルギッシュでたくさん働く。

日本で例えるなら、高度経済成長期の雰囲気、一昔前の体育会系の上下関係、農村に残っているような地域共同体、を想像してもらえると近いです。
街のネオンはギラギラ、車はビュンビュン、カラオケはリンダリンダ、です。

というのを踏まえて、韓国における青少年支援は・・・
①ここまでやるか、というくらい手厚い
②学校も含めて機関同士の連携がバッチリ
というのが大きな特徴です。

韓国は超がつくくらいの学歴社会で、公立高校では朝8時から夜22時まで学校に缶詰で勉強させられるなど、青少年にとっては非常にストレスフルな日常です。
さらに家では、親が絶対的な権力を伴って「とにかく勉強して、良い大学に入って、良い会社に入れ。それがお前の幸せだ。」という価値観を(もちろん子どものためを思って)押し付けてくるわけです。

だから、韓国の青少年の課題は、学校内暴力や家出といった、「非行」あるいは学力的についていけないといった「脱落」という形で表出します。
そこで「何人かはそういった過剰ストレスに耐え切れなくなるのも仕方ないよね」ということで、学校内での相談機能や、勉強を教えてくれる学外機関や、衣食住を無償提供してくれる居場所(シェルター)などが、とっても充実しているというわけです。
これはもう、とっても分かりやすい。青少年は明確な目標に向かって激しく学力競争する。大人たちはそこで脱落した青少年を手厚く保護する。やるべきことがハッキリしているわけです。

これに対して、「お金持ちになることだけが幸せなのか?」「勉強さえすれば将来は安泰なのか?」といった問いに対して、絶対的な答えを持たなくなった日本では、何もかもがとっても分かりにくい。
どんな課題が若者に生じるのか、どんな支援が効果的なのか、そもそもそれは支援が必要なのか(自己責任ではないのか)、などなど、価値観が多様化しています。多様化自体はもちろん悪いことではないのですが、それによって支援が困難になっているのは間違いありません。

これが、私の考えた、韓国の支援が日本に比べてとっても手厚い理由(の一つ)です。

次に、韓国の機関連携がとってもうまくいっている理由は、やはり共同体意識が顕在だからだというのが行ってみての印象です。

「親しき仲にも礼儀あり」の日本に対して、信頼できる相手ならどんどん懐に踏み込むことを良しとする国民性は、支援機関同士のネットワークを作るうえでは、本当に有利に働くだろうなと思いました。
一緒に仕事をして、一緒に飯を食い、たらふく酒を飲む、それで連携の出来上がり、だそうです。

私は、夜の接待(やらしい意味ではなく)が全くと言ってよいほどできない人間なので、「仕事の相手からは、仕事で信頼を得る」というのを半ば言い訳に、半ばポリシーにしてきたのですが、これからは少し「呑んで分かり合う」みたいなことも大切にした方が良いのかなぁ、なんて今も迷っています。
皆さんはどう思います?

まぁ、そんなこんなで「韓国ってすごい!勉強になる!」と思った反面、韓国でも価値観の多様化、若者の共同体離れが進んでいると聞いたので、近い将来、彼らが日本の支援現場に学びに来る日が来るだろうなとも感じました。
「つべこべ言わずに勉強しろ!」が通用しなくなり、他者と深く交わることをわずらわしく思う若者が増えてきたとき、今のままの支援体制では通用しないことは明らかですから。

また、発達障害というフレーズも徐々に無視できなくなってきているらしく、その辺も含めて、日本がこれまで直面してきた課題が、韓国ではこれから訪れるのかも知れません。
強固なネットワークが既にできあがっている韓国が、これから訪れるであろう「日本的な若者課題」をどう乗り越えるのか、とっても興味深いところですし、そこにお互いの学びのポイントがある気がします。

以上、全ては書ききれませんが、韓国の支援業界の印象はそんな感じです。

最後に、食事について少しだけ触れておきます。
何せ私の舌は辛いものと相性が悪いので、韓国行きは実はちょっと憂鬱でした。漢字で書けば、「つらい」と「からい」は一緒ですからね。
初日に到着した空港で「ユッケジャン」を食べたときには、「この先一週間、俺は何も食べられないんじゃないだろうか・・」と腹を括りました。

でも結果的には「韓国の飯はうまい!」というのが感想です。
何しろ、お迎えしてくれた韓国の青少年支援施設の所長さんが、一週間ずぅっともてなしてくれまして、毎朝ホテルまでお迎え、昼は毎日ご馳走(とお酒)、夜も毎日ご馳走(とお酒)の日々でした。
テーブルの上に並ぶ皿の数は半端じゃなく、その中には辛くないものもいくつかあったので、おかげで一週間ずっと満足&満腹でした。
この所長さんには、感謝でいっぱいです。

他にも、こんな素晴らしい機会を下さった北海道大学の先生、一緒に回った素晴らしいメンバーには本当に感謝です。
調査旅行にお誘い下さった「マイペースなプロフェッサー」、韓流に夢中で日本での毒舌ぶりも控えめだった「お茶目なドクター」、通訳から現地案内までお世話になりっぱなしの「キュートな留学生」、つがれるお酒を分け合うことで苦楽を共にした「ナイスガイな研究員」、本当にありがとう!

あ、一週間もの留守をフォローしてくれた職場のみんなにも、ついでに感謝です、ハイ。

スタッフ 松田

金, 2010-08-20 09:39 | saposute

こんにちは、松田です。せっせとブログを更新していきます。

昨日は、ジョブカフェさんとの共同企画で、サポステの応援企業に登録いただいている株式会社SOC総合研究所さんに職場見学に行ってきました。

見学先にIT業界を選んだ理由は、
・職業訓練も多くあり、新たに基礎から学べる分野
・中途採用に積極的な分野
というお話を業界の方から聞いたからで、サポステ内で呼びかけたところ、13名の申し込みがありました。
だいたいの方は「ワード、エクセル程度は使えても、専門的なことは全く分からない」けれども「どんな業界なのか、少しでも働ける可能性があるなら行ってみよう」という参加動機です。

このように「よく分からないけど、とりあえずやってみるか」と言える人が、サポステでも結果的に就職が決まっていく傾向があるので、機会があればとりあえず参加してみる、というのはとても大切なことなように思います。

もちろん、迷ったときにYESを選択するためには、ある程度の自信やエネルギーが必要なので、それを普段のプログラムや相談で積み重ねていけるようなサポートを私たちも目指しています。

さて、職場見学ですが、おかげ様で仕事内容はとても分かりやすく教えていただけました。
私もこの分野にはど素人なので、分かりやすく教えていただいた内容を、分かりにくく解説します。

①「ここをこうしたら、自動的にこうなるような装置が欲しい。」というお客さんからの要求をまず理解する。
②そのためにはどんな仕組みが必要かという設計図を考える。
③設計図をもとに「こうしたら、こうする」という規則をたくさん作って組み合わせていく。
というのをパソコンで行うのが、ITのプログラマーというお仕事(の一部)のようです。

ちなみに、私たちに説明してくださった中のお一人は、入社したときはほとんどパソコンを触ったことがなかったほどの初心者だったそうです。
むしろ新しい技術が次から次に出るので、今までの経験や知識よりも、常に学んでいく姿勢を持った人が採用されるというようなお話も頂きました。
経歴よりもこれからを重視して採用されるとのことなので、最初に聞いていたとおり履歴書のブランクや年齢などで不安に感じている方にもチャンスのある業界に感じました。
本当に行ってよかったですし、お忙しいなかお付き合いいただいた社員の皆さまには本当に感謝です。

ただ、私は「自分だったら今この業界に飛び込めるか」というのを考えながら見学をしていましたので、やはり説明の中で当たり前のように出てくる用語がチンプンカンプンだったりして、ちょっとビビッてしまったのも正直なところです。

新卒当時なら「ゼロから頑張りますのでよろしくお願いします!」と言えたと思いますが、やはり今なら「え、その歳でこんな基本的なことも分からないの?」と思われたりするんじゃないか、というのはどうしても考えてしまいます。

その対策としては
・そう思われないように、勉強して基礎知識や技術を身につける
・もし怒られたり呆れられたりしても、めげない精神力を身につける
の二つが一般的に言われています。技術面とメンタル面ですね。
面接用語でいうと、職業スキルと人間力といったところでしょうか。
これはもう、IT業界に限った話ではないですよね。

ここで、世の大人たちは、「自分も努力してこの二つを培ってきた」という自負からか、若者も同じように努力すべきだと言いがちです。
ただ、ほとんどの人は、技術的な成長も人間的な成長も、職場の力を借りることができた時代を生きています。職場という、成長するためにいろいろ教えてくれる場や、努力の成果を発揮できる場を前提とした努力です。

もちろん先人の努力を否定はしませんが、休日でも必死に勉強したり、上司の叱責に歯を食いしばって耐えたりできるのは、働ける場(自尊心・給料・責任感・目標・仲間など)があるからではないかと、私は考えています。

そこに所属したうえでの努力と、それがない状態での努力と、それはもう種類からして違うと思うのです。
努力の量ではなく、種類の違いなのだということを、「仕事に就いていない若者=努力の不足・甘え」と決め付ける前に知ってほしいなと思うのです。

少し話を戻して、あらかじめ自力で職業スキルと精神力を身につけてからでないと今の若者は仕事にありつけないとしたら・・・。
『歌手デビューしたかったら、まずCDを100万枚売ってきなさい。』
『メガネが欲しかったら、見えなくてもメガネ屋までたどり着きなさい。』
というような状況でしょうか。

メガネ屋の例えで言うと「そこまで視力が低下する前に早めに行く」ことはもちろん大切ですし、「見えなくても勇気を出して一歩を踏み出せ」といった言葉も場合によっては効果があるかも知れません。
でも、いま現実に必要なのは一緒にメガネ屋まで案内するサポートではないでしょうか。見えるようになってから、仕事でも何でも、存分にやってもらえれば良いのですから。

・・・いや、何だか後半は自分でも思わぬ方向に脱線してしまいました。
本当は、訪問先への感謝の気持ちと、参加者がIT業界に飛び込めるだけの技術(訓練の紹介)や自信を提供していきたい、という程度の結論を予定していたのですが、書いているうちに深入りしてしまいました。

まぁ、ブログも人生も、脱線していくのもまた良しということで・・・そんな結論、ダメですか?

スタッフ 松田

土, 2010-08-14 09:27 | saposute

こんにちは、松田です。読んでいただいている数少ない皆様、ありがとうございます。
さて、先週のブログで連係について書いたところ、昨日まさにその連係効果を実感するできごとがあったので、報告したいと思います。

私たちサポステのスタッフは、5年ほど前から近隣の定時制高校にキャリアカウンセラーとして毎週お邪魔しています。これには、学校の進路決定率をあげることに加えて、中退や進路未定のまま卒業した生徒にすぐにサポステを利用してもらいたいという、学校と私たち双方の思惑があります。

その学校の進路決定率に関してはそれなりに成果が数字にも出ているのですが、それはあくまで学校側の実績(手柄)です。
私たちにとっての実績は、学校を離れたあとの生徒が、深刻な危機に陥る前にどれだけ訪ねてきてくれたか、ということになります。

昨日、その学校の先生から「一昨年に卒業したA君が会社を解雇されて、なかなか仕事が決まらずに困っているらしいから、相談に乗ってあげてほしい」との連絡をいただき、本人が札幌市若者支援総合センター(サポステを実施している私の職場)を訪ねてきてくれました。

在学中にも何度か面談をし、みごと就職を決めて卒業した彼でしたが、会社の経営悪化の影響を受けて止む無く退職。今は失業給付を受けながら採用試験にトライし続けているところでした。

「ぜんぜん受からないし、高校時代にやってたバイト先にもう一回戻るしかないかなぁ」って思っていたところに、バッタリ高校時代の先生と出会い、私の話になったそうです。
これからは職業訓練なども検討しながら、引き続き一緒に頑張っていくことになりました。

今まで、卒業生から私に直接メールなどをくれることは何度もありましたが、今回のように先生を介して卒業生と会えたということには大きな意味があります。
学校という組織との連係は、実は生徒や先生といった「人」たちにどう信頼してもらうか、ということに尽きるので、それがうまくいったということです。

責任感の強い先生ほど、「自分の生徒(卒業生)を安心して任せられるかどうか」を慎重に判断するので、なかなか連係が難しいのですが、いったん信頼していただければ連係効果は絶大です。
そういった先生のところには卒業生も相談に訪れることが多いので、時には学内で私が関わったことのないような旧い卒業生も紹介してくれたりもします。
高卒で就職した人の5割は3年以内に離職するというのがデータで出ているわけですから、こういった「その後の連係」はとても大切です。

これを矢印(→)を信頼のマークで表すと、
  生徒(卒業生) → 松田(サポステ) 
という構図を作るためにこれまで学校に入らせて頂いていましたが、これに加えて
  生徒(卒業生) → 先生 → 松田(サポステ) 
というルートができあがれば、効果は劇的に増します。

そう考えると、先生方から生徒情報を提供してもらえるような制度さえ出来上がってしまえば、何もわざわざ毎週学校に出向かなくても良くなるのですが、現実的にはその制度が認められるまでには、まだまだ地道に学校に足を運ぶしか無いだろうというのが私の実感です。

いずれ「若者支援機関で働く人たちは信頼できる」という評判が先生を始めとする学校関係者に定着すれば、若者が学校を出たあとの空白期間を大幅に短縮できるようになります。
先生方だって「この生徒は将来心配だなぁ」と思いながらも卒業や中退等によって送り出さざるを得ないことはあるでしょうから、そのときに安心して引き継げる場をきっと探していると思うのです。

ありがたいことに、明後日には、小学校・中学校で不登校対策を担当している先生方に向けて講演をする機会を頂いています。
不登校をどう解消するか、は先生というプロ集団の範疇なので立ち入りませんが、「不登校経験をその後の人生のマイナス要素にしないために」という視点でお話をしたいと思います。

学校教育機関と若者支援機関のさらなる連係に向けて、全国のサポステでも様々な取り組みを試行錯誤しています。北の果てから、全国の実践者に追い風を送れたらいいなと思っています。

スタッフ 松田

金, 2010-08-06 20:19 | saposute

松田です。今日は2件連続でブログを書いてみます。

前々回の韓国のブログにも関連して、精神科医の先生とお話をしていたところ、「韓国の若者支援機関は、発達障害についてほとんど関心を示さない」ということが解りました。

ブログには、日本では引きこもり・NEET状態の若者に対して、その状況に陥った原因が止むを得ないもの(いじめなど)か、自己責任(怠け・甘え)であるか、を重視する傾向にあるが、韓国はそういった原因にはほとんど無頓着である、といった趣旨のことを書きました。

一見すると、日本より韓国の方が若者に対する包容力がある(だから韓国の方が良い)、という内容にも読めますが、そう単純な話でもありません。

原因を追究しないということは、支援の方策を使い分けていないとも言えるわけです。(今の段階ではまだ仮説です)

ここに、プールサイドで立ちつくしている人がいるとします。
泳げなくて困っているのなら、泳ぎを練習する必要があります。
骨折していて泳げないのであれば、休む必要があります。
水着を持っていないのであれば、手に入れる必要があります。
あるいは、泳げるようになるのを目指すのではなく、泳がなくても不便なく生きていける処世術を身に付けるという方法もあるかも知れません。

このように、泳げない原因によって、対応はさまざまです。
(当たり前の話を長々と書いてすみません)

本題に戻りますが、私は若者支援に関しても、同じことが言えると思っています。 サポート内容を組み立てるにあたっては、現状を把握する必要があり、そのためには今の状況に至っている原因を知る必要があるわけです。

例えば、若者が社会的な困難を抱える原因の一つに、発達障害という言葉が最近よく出てきます。
※発達障害を詳しく知りたい方は、うちの動画紹介サイトのページの、札幌市自閉症発達障がい支援センター「おがる」の動画を見てみてください。実に解りやすく解説していただいています。

発達障害は「障害」ですから、本人の努力や訓練の不足とは関係のない特性です。ですから、これに本人も周りも気づかないままで、「コミュニケーション能力を高めるための訓練」や「履歴書の上手な書き方」に時間をかけても、あまり効果は期待できません。
そこには、専門機関による専門的な支援が必要なわけですから、少なくとも仕事に就けない原因によって、効果的なサポート内容も違ってくるわけです。(だから原因をきちんと把握することも、大切なのです)

ところが、私たちサポステスタッフは医学の道では素人です。もっと言えば、若者自身も同じように医学の道では素人です。
医学的に素人である私たちは発達障害という特性が原因で行き詰っている方に、気づかないまま通常のサポートプログラムを提供し続けてている可能性があります。
これは自虐的な言い方をすると、「見当違いなサポートを提供することで、いたずらに時間を浪費させてしまっている」ことになります。

なので、もし「サポステのプログラムに参加していても、どうも自分の困難さとは無関係な気がする、違和感がある」というような場合には、遠慮なく言ってもらいたいなと思っています。その場合は医療面での専門家の意見を聞いてみる方法が有効かも知れませんし、本人が希望すればそのためのサポートももちろんさせていただきます。

100人いれば100の個性があり、100とおりのサポートが存在します。私たちは、できるだけ一人ひとりに合った支援を(本人と相談しながら)組み立てて、提供したいと思っています。既製品ではなく、オーダーメイドの支援です。
そのためには、やはり原因から目をそらしてばかりもいられないなと思うわけです。

さて、これを韓国で言ったらどんな顔をされるでしょうね。
ちょっと試してきますので、報告のブログをお見逃し無く!
8月24日から一週間、行ってきます。
その前に一度くらいは更新します。たぶん。

スタッフ 松田

金, 2010-08-06 19:09 | saposute

こんにちは、松田です。 今日は札幌も最高気温が30度を超えて、周りの皆さん暑い暑いと大合唱ですが、本州出身の私からしたらまだまだ余裕です。

サポステを利用されている方から「ブログ読んでますよ」と言っていただけることもあるのですが、今回のブログは支援関係者向けです。おそらく一人くらいは関係者の方も読んでいるでしょうから。

さて、今日のテーマは「連係」です。
連係と連携、最近は以前ほど使い分けていませんが、今日は連係の方です。意味の違いは皆さんで調べてみてくださいね。

昨日、教育行政の方と、学校と学外自立支援機関との連係について議論をしました。
私たちのような自立支援機関としては、「中退や進路未定の卒業などの場合には、ぜひサポステを紹介して欲しい」と先生方に言いたいところなのですが、言われた先生側としては「中退を何とか減らすためにこっちは死に物狂いで努力しているのに、中退後の話をされるのは愉快じゃない」と感じるようです。
例えるなら、ある病気の治療法を話し合うお医者さんの集まりに、安楽死の方法を説きに行くようなものでしょうか。
確かにそれでは不愉快に思われても仕方がありませんので、これからは気をつけたいと思います。

もちろん先生方も、「生徒のためになることなら学外機関も積極的に活用したい」と思ってらっしゃる方がほとんどだそうなので、お伝えの仕方には気をつけながら、さまざまな連係を提案・実現していきたいと思います。

また、今日は、スクールソーシャルワーカー(SSW)を養成している大学の先生とお会いしました。SSWとは、学校在学中の児童生徒を、必要に応じて福祉機関を中心とした社会資源につなげていくという学外専門家です。
子ども・若者を健やかに育てていくためにはとても重要なお仕事なのですが、やはり機関をまたいで連係していくことの難しさを痛感されているようでした。

先生とお会いしたあとは、ジョブカフェさんに出張相談に行ってきました。
サポステで力を蓄えてジョブカフェに行けるようになる若者がいる一方で、ジョブカフェに通っている方の中にも、サポステの利用をお勧めした方が良い方もいらっしゃいます。
ところが、
・サポステは、ジョブカフェほど知名度がない
・サポステは、ジョブカフェに比べて就職から遠ざかるイメージがある
・サポステは、ジョブカフェから地下鉄を乗り継いで20分ほどかかる
というのが主な理由で、なかなかジョブカフェ利用者にサポステ行きをお勧めするのが難しいという現状があります。

そこで、私がジョブカフェ内に出張相談ブースを設けて、ジョブカフェの相談員さんが「サポステに行っておいで」ではなく「サポステのスタッフが今度くるから話を聞いてみない?」と言えるようにすることで、垣根を下げようという取り組みです。先月からほぼ毎週金曜日に実施しています。

今日は2名の事前予約の方の面談のほか、フリースペースで何人かの方に声をかけさせていただきました。
そこでもお伝えしましたが、実際には就職に近いか遠いかというよりも、
「ジョブカフェさんは、就職のための技術や情報を得るところ」、
「サポステは、就労や就職活動に向けた力を蓄えるところ」、
という役割の違いがあるので、併用も含めて、上手に活用してもらいたいと思っています。

こんな感じで昨日から今日にかけて動いていて、「連係とは何ぞや」について急にひらめいたので、忘れないうちにブログに書こうと思ったわけです。
ふぅ、やっと本題に辿り着いた。

と言うことで、今の私が考える連係とは・・・
「信頼のもとにお互いの領域を侵しあうこと」
です。どうでしょう?しっくりきます? 

相手の領域に踏み込まない程度に情報だけを行き来させたり、クーラーの効いた会議室で名刺交換をしたり、そんなことでは担当者同士の関係作りはできても、連係には至りません。

やはり、信頼して頂いたうえで、相手のフィールドにも介入するし、こちらのフィールドにも関与してもらう。これが連係なような気がするのです。

余談ですが、私は実は無愛想な人間(に見えるらしい)なので、第一印象で好まれることはあまりありません。だからこそ一度信頼してもらえた方には、できるだけ喜んでもらえるような仕事をしたいと常々思っています。
今回の連係をご提案いただいたジョブカフェさんの期待にも、何とかして応えたいところです。

連係相手を増やせば、それだけ仕事は増える(でもお給料は増えない)のがやっかいなところですが、「松田のところと連係して損はない」と思ってもらえるように頑張っていきたいなと思っています。

スタッフ 松田

木, 2010-07-22 09:08 | saposute

こんにちは、スタッフの松田です。
このブログを楽しみにしていただいているマニアックな皆さま、いつもありがとうございます。

突然ですが、来月韓国に一週間、調査旅行をすることになりました。北海道大学の教授にお招きいただいて同行する形で(つまりはタダで!)、韓国の青少年支援センターや学校相談センターに行ってきます。

昨夜はその予習会のようなものがありまして、韓国の若者支援の仕組みをビッチリ学んできました。メンバーには北海道大学に留学で来ている方も参加しているので、韓国の若者支援がどのような文化・思想に基づいて作られているかといったことも聞くことができました。

この文化や思想を知るというのは、実はとっても重要なことで、前にドイツに行ったときも、「この若者支援の体制は素晴らしいけれども、これを宗教的思想(キリスト教の愛の精神)が浸透していない日本で実践しようとするのは、非常に難しいだろうな」と思ったことがあります。
「働くことは喜びか苦行か」「他者を助けることは自分のためか人のためか」みたいな概念には、その国の文化や思想が大きく影響していて、それが若者支援の考え方(風潮・世論)にこれまた大きく影響するので、形だけ他国を真似ても、日本では上手くいかないことが予想されます。

話は戻って韓国では、中退する生徒(直訳すると自立基盤喪失青少年というらしい)に対して、手厚い支援策をとっています。学業不振や非行などの学校不適応を起こしている学生(直訳すると危機生徒というらしい)に対しても、同じです。なお危機生徒には、いじめの被害者だけでなく加害者も含まれるそうです。
もちろん日本で言うところのNEET状態や引きこもり状態の若者にも、さらには、直訳された資料の言葉を借りれば「インターネット中毒青少年」に対しても「政策的努力」をしているそうです。

なぜこんなに手厚くフォローするかと言えば、韓国は就職などにおいて学歴をとっても重視する社会なので、学力・学歴に“傷がつく”ことによって、本人も危機的状況になるし、社会的にも損失だと考えるそうです。
引きこもり状態やインターネット中毒も、本人にとってもよくないし、社会にとってもよくない結果をもたらすから、だそうです。

こういった話を踏まえて私は、一つの仮説をたてています。
それは「支援に値するかどうか」を、韓国では「結果」、日本では「原因」によって判断する文化があるのではないかということです。

つまり、中退やインターネット中毒など、韓国では「これは放置しておいてはまずい、支援する必要がある!」あるいは「これは支援的介入をしなくても、自力や家族でクリアできる問題だから、大丈夫」といったように、このままいけばどうなるか、とった結果の予測を重視する風潮が強いのかも知れません。
逆に日本では、中退やインターネット中毒などが、どんな原因によって生じたかによって「これは本人が悪いわけじゃない、支援する必要がある!」あるいは「それは自分がまいた種なんだから周りが支援する必要はない。」と判断されることが多いのかも知れません。

例を挙げれば、いじめ被害にあって中退せざるを得なかった若者と、夜遊びばっかりで学校をサボって退学になった若者がいたとして、韓国では「どちらも本人・社会の危機につながるから支援の対象」で、日本では「前者は支援の対象だが後者は自己責任」と考えられるようなことです。

この仮説が当たっているかどうかは、来月に訪韓して確かめてきます。
もちろん、隣の芝は青く見えがちですが「札幌(日本)で行っていること」も胸を張って伝えてきたいなと思っています。

ほかにも、ひとたび支援が必要だと判断したときに、政治を動かして予算を獲得する力は、日本の若者支援業界よりもはるかに韓国の方が強いようですので、そのあたりの話も聞いてくる予定です。

予習会はこの後も何回かあるようなので、多くのことを持ち帰れるように、しっかりと事前準備して臨みたいと思います。

スタッフ 松田考

金, 2010-07-02 12:10 | saposute

先日、ひょんなことから、キャリアカウンセラーとして訪問している高校の生徒と政治や経済の話に花が咲きました。

「消費税をあげないで、大金持ちからもっと税金をとるわけにはいかないものなの?」
「選挙の時に言った話(マニュフェスト)を守るのって、そんなに難しいことなの?」
など、非常に素朴で、核心をついた疑問が次々と出てきたので、いかに分かりやすく伝えるか、つい私も真剣になってしまいました。

すると生徒が「まっつん(私のこと)も、政治家になったらいいんじゃないの?」なんて冗談半分に言うので、私も冗談半分で「もし俺が選挙に出たら、若者支援なんて一言もいわへんで」と答えました。
なぜなら、いくら若者から支持を集めても、彼らは選挙に行かないからです。票が集まらない限りは、どんな公約も無駄に終わるからです。

私は、若者が選挙に行かないのはとてももったいないことだと思っています。
福祉もダム建設も、税金を使う全てのことは、誰かにとっては必要で、誰かにとっては無駄なことです。
それに優先順位をつけていくのが政治なのに、多くの若者はそこに参加しないのです。
それはつまり「僕たちのことは後回しでいいですよ」と言っているのと同じなわけです。

話はいったん逸れますが、若者自身が就職できるように頑張ることと並行して、若者が働ける「場」を創ることが大切だと言われています。いくらトレーニングをしても現実には就職口がないからです。

さらに、働く場を企業だけに求めるのではなく、支援者たちが新たな働き口を創りだす取り組みが全国でも展開されています。
そこは、履歴書に空白があっても、対人関係にどうしても自信をもてなくても、意欲ある若者たちが働ける場です。

この「働く場づくり」はとっても大切ですし、実際に札幌でも取り組んでいます。ですが私はそれには限界があると思っています。
そこでは、支援者がいる地域の、さらに限られた人だけしか働けないからです。

そこで必要なのはそういった若者たちが働けるための「仕組み」です。
仕組みとは制度や法律であり、若者の働く機会や権利を保障するための具体的な方法です。
その仕組みを作るために必要なのは、政治の力です。そしてその政治の力を得るためには、若者に対する社会の理解と、若者の投票率が必要なのです。

私はそんなことを考えながら、ブログを細々と綴っています。
若者の姿や置かれている状況を、偏見なく、脚色なく、世の中に伝えるために。正しく社会に理解されるために。政治の力で仕組みを作ってもらうために。

とは言え、このブログが大物政治家の目にとまって「松田クン、うちの党から出馬しないか」と誘われる日がくるとは思えないので、若者支援を代表する立川のKさんや佐賀のTさんあたりが出馬してくれたらいいのにな、なんて思っています。
「当落はさておき、若者の選挙への関心を高めるために出馬して」なんてお願いしたら怒られるかな・・。

スタッフ 松田

水, 2010-06-23 17:14 | saposute

皆さんこんにちは、スタッフの松田です。

先ほど、第一高等学院札幌校さんにおじゃまして、この夏にサポステで開始する予定の「学びなおしサポート事業(まなサポ)」に関する相談をしてきました。

まなサポとは、
「高校を中退した途端、人付き合いも減ったし、行くところがない」
「中卒で働こうと思ったけど、アルバイトもぜんぜん受からない」
「だからやっぱり高校に入りなおしたい!高卒資格がほしい!」
といった方を対象に、高校入学あるいは高卒認定試験合格を目標とした進路相談や学習サポートを行うプログラムです。

学力・学歴は、家庭の経済格差によってかなり影響されていることが、データでハッキリと証明されています。
そして、学力・学歴の格差は、そのまま就労機会の格差にもつながっています。もちろんそれを自力で克服している人もいますが、そもそものスタートラインが不公平なのは事実です。

そこで、厚生労働省が、現場のニーズを聞いたうえで、今年度から札幌を含めて全国5箇所のサポステに学習面の支援も付け加えたのです。
いま中学や高校に在籍していないことが参加の条件になりますが、サポステの一環なので参加費は無料です。
勉強を教えるのは、私の所属する(財)札幌市青少年女性活動協会のスタッフのほか、大学生ボランティアにもお願いしています。
会場は市内数ヶ所の児童会館をお借りして、なるべく交通費がかからずに通えるようにする予定です。

そんなこんなで、特に経済的な理由で学びなおしが困難になっている若者には、ぜひ参加してほしいと思っています。
その一方で「全く同じ内容でもサポステは無料、民間は有料。だからサポステにおいで!」とは全く思っていません。むしろそれは避けなくてはいけません。

そういったことを含めて、高卒認定試験のサポートを民間で行っている第一高等学院さんに相談してきたわけです。
実は私はアポなしの飛び込みで行ったのですが、思いのほか素晴らしい方が応対してくださったおかげで
「どこで違いを出して、どう住み分けるか」という視点だけでなく、
「どんな連携をすれば、困難を抱えている若者たちの力になれるか」という話にまで発展することができました。

まだ構想の段階なので詳しくは書けませんが、今日の話し合いの内容が実現すれば、学習支援のノウハウを持っている同学院さんと、地域に若者支援ネットワークを持っている私たち、お互いの強みを活かしたサポートが実現するかも知れません。

そんなわけで、この夏始まるサポステの(うまくいけば第一高等学院さんと協働の)学びなおしサポートに、どうぞご期待ください!
お問い合わせは、サポステを実施している札幌市若者支援総合センター( center@sapporo-youth.jp 011-631-8008)まで。

スタッフ 松田

土, 2010-06-12 13:40 | saposute

スタッフの松田です。いつもながらご無沙汰しております。

昨日、フリースクール関係のシンポジウムに出席してきました。
フリースクールに通っている方の体験談などを聞かせてもらいながら、フリースクールの必要性を改めて実感させられました。

人が幸せに生きていくためには、子どものうちに身につけておいた方が良いことがあります。
大人には、子どもたちがそれを身につけるための機会を提供する義務があります。(この責任のことを義務教育と呼ぶのだと思います)
学校というところは、子どもたちが多くのことを身につけるうえでも、大人たちが義務教育という責任を果たすうえでも、とても良く出来たシステムです。実に効率的です。
もし私が大臣なら「子どもたちはみんな学校に通いなさい。なぜなら君たちが順調に学校に通ってくれれば大人たちはホッとするんだ。おまけに、多少ガマンしてでもそこに通うことで、忍耐力も身につくんだぞ。なっ、いいから通いなさい。」と言うでしょう。

でも大臣でない私は、学校が「義務教育を実現する唯一の舞台」である必要はないと思っています。

学力や社会性を身につける場が、学校以外にあってもいい。
人が育つきっかけが、学校以外にもゴロゴロ転がっている社会がいい。
それを面倒くさがらない大人がたくさんいたら、それがいい。

そんな風に思っています。

そういう意味では、シンポジウムの司会の方が「フリースクールを語るときに、どうしても学校の話題が出る」という問題提起をしていたのもとても興味深かったです。

その言葉の私なりの解釈は「たくさんあるべき学びの手段のうちの一つが学校であり、別の一つがフリースクールであり、そのまた別のものがたくさんあって良いはずなのに、絶対的な学校という存在に相対するものとしてフリースクールが位置づけられていることへの歯がゆさ」です。

学校に対抗するためではなく、一つの学び方(子ども時代の過ごし方の一つ)としてフリースクールがあるはずなのに、フリー“スクール”という名前がそもそも学校の存在感からフリーになっていないというのも皮肉です。
そう考えると、フリースクールによく学校っぽい名前がついているのも、なんだか勿体無いですね。

などなど、今回はあえて自分の専門フィールド以外のことを書きました。
素人が専門家の領域を語ることはとっても失礼だというのを重々承知であえて書かせていただきました。

それは実は、上の文章を
子ども→ 若者
学校 → 企業
学び → 労働(あるいは社会貢献) と置き換えたときに、
フリースクール → ?? 
というのを問題提起したかったのです。

子どもは、学校に通えなければフリースクールという学びの場があります。
若者は、企業に採用されなければどこで労働(あるいは社会貢献)の機会を保証されるのでしょうか。

ふぅ、やっと本題にたどりついた・・・。

続きはまたいつか → スタッフ 松田でした!

土, 2010-05-08 09:51 | saposute

皆さまこんにちは、スタッフの松田です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
私の周りでも、海外旅行に行った“勝ち組”から、風邪でずっと寝込んでいた“負け組”まで、さまざまでした。実は私もかなりの負け組でしたが・・。

さて、ゴールデンウィークの前のことになりますが、サポステの実施場所でもある札幌市若者支援総合センター主催にて、関係者による会合を行いましたので報告したいと思います。

私がある時期からずっと抱えていたモヤモヤを解決したい一心で企画し、スペシャルなゲストと豪華なパネリストに集まっていただきました。
そのモヤモヤは「ネットワークを合言葉に、サポステもオープン以来たくさんの支援機関の皆さまと関係を築かせていただいたけれど、果たして利用する若者にとって、意味有るネットワークになっているのだろうか?」ということです。

例えば、私はジョブカフェの連携マネージャーさんと、(私の片思いかどうかはさておき)信頼できるパートナーとしてお付き合いをさせていただいています。でも、若者がジョブカフェとサポステを有効に使い分けられているかというと、まだまだだと思うのです。
同じように、医療・福祉機関の方とも「お互い協力しあっていきましょう!」と言い合えるお付き合いがありますが、利用者の皆さんに医療面のサポートと就労支援をうまく組み合わせたサービスが展開できているかと言えば、やはりまだまだなのです。
そもそも、勇気を出してサポステに相談に来た方が「あなたはその前に診断をオススメします」と言われたら(正式にはそれがサポステの役割でもあるのですが)、やっぱり「たらい回しにされた」と感じるかも知れないし、場合によってはそのまま引きこもり状態に戻ってしまうんじゃないかと、私は悩んでいるのです。

つまりは、関係者がつながる“だけ”では、ネットワークとは呼べない。それ以上の“何か”が絶対に必要になる。そんな、ネットワークの第2段階がどこにあるのか、というのが私のモヤモヤの正体です。

そんなモヤモヤに立ち向かうべく、会合では、特に連携が難しい“こころの問題”を中心に、ゲストに香山リカさん、パネリストに札幌市内の各部門を代表する方々をお招きして、討論しました。
会が始まるまでは「香山さんはもちろんのこと、これだけの顔ぶれに集まっていただけるようになったのは、何と言ってもサポステ4年間の成果だよなぁ」なんて一人で悦に入っていたのですが、実際にパネルディスカッションが始まってみると、欲張りすぎを反省しきりでした。
パネリストはお一人でも一時間程度の講演ができるような方々なのに、それを7名も集めてしまって、会場が聞きたいことを余すことなく聞き出すなんてことは、あまりに無謀なわけです。恐らくパネリストからは「言いたいことの半分も言えなかった」、会場からは「聞きたいことの半分も聞けなかった」という消化不良に終わってしまうのではないかと、冷や汗をかきながら進行していました。

そんなこんなで、大変な会合でしたが、私自身は多くのヒントをいただきましたし、新たな出会いも広がりました。
なかでも「支援者が自分たちの限界をきちんと認め、それを補ってくれる機関とつながる。」という考えは、今までも頭では理解していても、改めて大切だと実感しました。
利用者さんと信頼関係を築いたうえで「私たちでは、この部分のフォローは十分にできないので、○○というところに一緒に行きませんか?あるいは、担当の○○さんに連絡をしておきますので、行ってみませんか?」と言うことによって、たらい回しではなく橋渡しが可能になるわけですよね。

札幌のネットワークづくりが、第2段階に向けて動き出せそうな、そんな期待をもつことができた一日でした。

最後に、このブログを読んでくださっている関係機関の方へ。
4月25日の香山さんの基調講演からパネルディスカッションまで、ハンディカメラで収録したDVDがあります。
香山さんとパネリストの皆さんのご厚意もあって、ご希望の方には着払いにてお譲りしたいと思っています。

ご希望の方は、所属とお名前、郵送先および「ネットワークの第2段階」についてのお考えをご記入のうえ、札幌市若者支援総合センターまで、メールにてお申込ください。 アドレスは center@sapporo-youth.jp です。
メールの件名は「4月25日DVD希望」としてください。
応募は札幌以外からも大歓迎ですが、今回は若者自立支援に携わっている方に限定させて頂きます。医療・教育・福祉・行政・雇用(企業含む)など、広い意味で若者の自立支援を仕事あるいはライフワークにされている方にお届けしたいと思います。
お送りいただいた「ネットワークの第2段階」については、文字数や体裁等の指定はありません。ご本人の了承のもと、本ブログに転載させていただくこともあります。
※枚数およびダビング作業時間に限りがありますので、先着順でお断りすることもあります、予めご了承ください。当日に出席された方はなるべくご遠慮くださいますよう、お願いします。

長い文章の最後までお付き合いいただいた方には、プレゼントでした♪

札幌市若者支援総合センター
(さっぽろ若者サポートステーション)
松田考