皆さんこんにちは、サポステスタッフの松田です。前回のブログに書いたアイウエオの「オ」について、二人の方からご意見を頂いたので、ご紹介します。
お一人目はサポステの元利用者から頂きました。この方の「オ」は「恩返し」。
親をはじめとする、いろいろな方のお陰でこれまで生きてこられたことに感謝して、働くことで恩返しをする。ということでした。私が書いた「恩」をより具体的にした感じで、ご本人の気持ちが入っています。うんうん。
お二人目は仙台から頂きました。この方の「オ」は「on」。
スイッチをオン!という感じですね。自分を奮い立たせる、という意味でも「own」よりも間違いなくいいですね。さすが才色兼備です。うんうん。
ということで、どちらもいつか講演で勇気を出して使ってみますね。でも、「ウ」あたりで会場が飽きていそうな空気だったら、「オ」までたどり着くまえに話題変えますので、あしからず・・・。
さて、ここからはリアクションその2、ある方から頂いたメールをご紹介します。
※以下、固有名詞はイニシャルに変換しています。
送ってくれた方は今年の夏前に「Sファーム」というイチゴ農園にジョブトレーニングに行き、そのまま4ヶ月の期間アルバイトとして勤められました。
ご本人に期間満了の感想を聞いたところ、とっても思いの詰まったメールを頂いたので、ブログ掲載の許可をもらいました。
*******
今回、Sファームで働かせていただけたことに大変感謝しております。
こんなにも、期間満了が名残惜しいところは初めてでした。
単に期間が終わった後が不安だというだけでなく、(もう会えないんだ…もう作業できないんだ…)という寂しさ。
人と交流することが極端に苦手で、また交流する機会のない職場において矛盾した感想かもしれませんが。
そのくらい、「作業」「人」「自分」のバランスがとても良かったのです。
つかず離れず。
ただ与えられた作業を黙々と没頭して、こちらからは殆どコンタクトを取ったりアクションを起こしたりしていなかった。いわば「素のままの自分自身」で働いてきた。
他の職場では、使えない人材だとみなされてしまう典型例の私。
それなのに、期間満了まで働けたのは、単に条件や環境が良かっただけでなく、「何も知らないようでいて実はちゃんと見て評価して認めて」くれていたスタッフたち(Sファームだけでなく、サポステも)のおかげ様なのです。
私自身の課題は、これからのこと。
Sファームの経験やその他諸々やってきたこと。
それを踏まえて、どう動いていくべきか考えなければなりません。
流れに乗れているときはそれなりに順応できたりするけれど、問題は「切れ目」や「出口」に差し掛かったとき。そこで本当の問題にぶち当たります。同じようなパターンで。
ニートは、親が裕福で経済的に子供を甘やかせられる環境だから、とよくいわれます。本当に経済的に厳しいのなら、仕事を選ばずにやる筈ですから。
豊さに甘んじ、親に依存し、選り好みするからニートになる。
「そこに仕事があるのなら、つべこべ言わずにやれ!!」例外なく、私もそんな気概に欠けている。
いつもの私のパターンは、「やれそうな仕事を探す」か「自信やスキルを身に着けるために新たな訓練を受けようとする」方向に走ってしまう。
一見、前向きそうですが、所詮はニートから逃げるため、ニートな自分自身を直視することから避けてるだけ。いつも「とりあえず」という真剣みのない行動。
どうして自分はニートなのか。理由を考えるべき。
根本的なところが改善されない限り、働いてもニートのまま。
私は単に「働ける職場・居場所」を求めていただけで、ニートな自分を改善しようとしてこなかった。
「いつまでも両親に甘えられないしな!」というSファームの方のひとことで、気付かされました。ニートは単なる自分自身の甘えに過ぎないことに。そして、それを変えるのは自分しかいないことに。
******
自身に対するとても厳しい言葉の中に、この方の決意が感じられます。
真夏の農作業を契約満了までやり遂げたという事実が、次の一歩を生む力になりますように。
(スタッフ 松田)