全国2~3人の読者の皆様、いつもありがとうございます。スタッフの松田です。
昨日、とてもとても嬉しいことがありました。私がキャリアカウンセラーとして訪問している定時制高校の女生徒が、パン工場での製造の仕事に合格しました!高校生の就職活動解禁は9月ですから、みごと一発内定を果たしたわけです。パチパチパチ!
彼女は決して優等生ではなく、こんなに早く就職できるなんて自分では思ってもいなかったそうです。つい3ヶ月前には、自分がよく買いに行く洋服屋で働きたい、いわゆる“アパレル志望”でした。(ちなみに唇の横にはピアスが光っていたりします。)
ここに多くの生徒が陥りがちな落とし穴があるのですが、お客さんとして好きなこと・モノと、そこで働くということは、少し違います。
ケーキ(を食べること)が好き→パティシエになりたい。この店の洋服(を着ること)が好き→ショップの店員になりたい、だけでは志望動機とは言えないのです。そこに気付かずに、このズレがやがて「やりたくないことで正社員になるくらいならフリーターがいい」という結論にたどり着くことが往々にしてあります。
では彼女の場合は、どのように方向転換したか。私は、私の目の前で本人にその服屋さんに電話をかけさせました。「いつもそちらで服を購入しています。今春高校を卒業したらそちらで働きたいのですが、どうすれば良いでしょうか」という内容です。
もちろん本人にはとても勇気のいることで、何度も何度もセリフを練習して、私も店員さんの役でシュミレーションをし、ようやく電話をかけることができました。そしてその結果、「やはりここのお店で働くのは諦めよう」という結論を彼女が自分で出すことになったのです。
私は高校生の夢は、成就させるか成仏させないことには次へ進めないと考えています。その夢を叶えるか、納得して諦めるか、のどちらかということです。
彼女の場合は自分で電話もしたことで納得し、ショップ店員の夢を成仏できたのです。
そこから先は「じゃあ好きな洋服を買えるくらいの収入を得るために働こう!」ということで、二人で仕切りなおし。コツコツ地道に作業をすることが好き(社交性よりも集中没頭型)という自分の個性と、パン製造(ライン作業)の職業特性とが結びつき、今回の合格に至ったわけです。
今回の内定は彼女の勇気と行動力が生んだ結果です。そしてそこに少しでも携われた私は本当に幸せです。来年、彼女の作ったパンを食べるのが今から楽しみです。
さてさて、思う存分嬉しい報告をしたところで、次回のブログは他のスタッフにバトンタッチしてみようと思います。前回のブログで何人かのスタッフを登場させたので、いっそのこと本人にも書いてもらおうと思います。
最初のバトンは、北山スタッフに回します。内容は何でも構いません。社会のこと、サポステのこと、自分の考え、最近のできごと、などなど。書き終わったらリレーブログで誰かに回してくださいね。スタッフだけじゃなくて利用者の方でも面白いかも知れません。
それでは北山さん、よろしくおねがいしまぁす!
