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忘れたころに

月, 2020-03-09 10:21 | saposute

親愛なる皆さま、こんにちは。

毎日、ブログ更新のことを考えてほぼ一年、
ようやく更新のときがやってきました。

もう5年以上まえに、サポステを利用していたSさんから私宛に
とっても嬉しいメールを頂いたので、本人の許可のもと転記いたします。

個人の特定に繋がる部分以外は原文ままです。

(以下、Sさんのメールより)

 

Subject: 再就職のご報告

松田さん、こんにちは。ご無沙汰しています。
元サポステ利用者のSです。

2017年4月に前職場を退社した際にご連絡を差し上げて以降
(中略)ギリギリの状況に追い込まれていましたが、
先週、急きょ求人情報の提供を受けた先に応募して面接を受け、
土壇場で何とか再就職をすることが出来ました。

今回は〇〇の事務補助員として採用をされました。
(中略)当初の希望職種は実習の経験を生かせる身体を動かす系の
仕事を選択するつもりでしたが、
その反面、少なくとも今後30年は働き続けなければならない、
と考えた時に、先々を見据えて、まだ若い内に新しい経験を積んで
職業選択の幅を広げるべく、
事務補助という未開の分野に挑戦してみようと決意しました。

勤務自体は今週〇月〇日からでしたが、
業務に関してはパソコンや印刷機の使い方を教えて貰う時などは、
常にメモを取らなければ不安になってしまうことが多く、
苦手意識の強い機械関係の扱いに四苦八苦しています。

また、対人面についても、職場の特性上、沢山の人と接する機会が多く、
書類を届けにあまり接点のない他の部署へ出向く時や、
分からないことを聞く時の担当者への声掛けのタイミングや
その人の名字を呼ぶ時など、
自分から声を発することが苦手な自分としては、
慣れない中の常に緊張の連続で心に余裕もない状況ではありますが、
まずは不器用でも与えられた業務をひたむきに頑張ることで、
周囲から少しでも必要な存在として認められていけたら、と思っています。

ここ数年は、自宅の修繕などで不意な出費に迫られることがあったり、
去年、一昨年には母親が入院したり(現在は回復しました)、
自分自身も昨年春にメンタルを崩して
しばらくパニック障害や自律神経失調症の症状が続いたり等、
身辺に様々な事態が起きたことにより、
自分自身の将来や健康の事、家族の事、お金のこと等、
若い頃にはあまり意識しなかったことを、この一年間は特に深く考え、
時には心配や不安に駆られて思い悩むこともありました。

今は親と同居して金銭的にも援助を受け、
精神的にも支えて貰いながら生きていますが、
母親が入院した時にはもし親がいなくなったら自分はどうなるんだろう、
どうやって生きていくんだろう、と本当に真剣に考えました。

特に金銭的に余裕もなく、社会性に乏しい自分が、今何をすべきか、
これから何を備えるべきかなど、良くも悪くも将来について
真剣に考えるのはとても大切な事であるとは思いますが、
ただ、この事だけに囚われすぎて、
まだ起きてもいない事に不安を募らせても、
ますます生きづらくなるだけなので、
今は将来的に少しでも安心して過ごせるようになるためにも、
毎日会社での仕事に邁進してしっかりとお金を稼いで貯金を作り、
更には一定額を毎月親に渡して少しでも親孝行が出来るよう、
まずは仕事に慣れて仕事を中心をした生活を送り、
少しでも長く今の職場で続けていくことを目標にして頑張っていけたら、
と思っています。

色々とお伝えしたいことがあって、今回も長文になってしまいました。

文面ではいいことばかり書きましたが、
今回は畑違いの業種に飛び込んだこともあり、
今の職場でもいつまで続けられるか、
という自信も正直あまり持てませんが、
家の金銭面を少しでも楽にしたい、少しでも親孝行をしたい、
という思いを胸に、仮に今回上手くいかなかったり、
将来、一時的にまた失職をしたとしても、
今後も就労者であり続けたい、という思いやこだわりは常に持ち続け、
働く事を喜びに変えて生きていきたいです。

前回、退社のご連絡をしてから、再就職の報告をするまでに、
自分の想定以上に年月が掛かってしまいましたが、
この日が来ることを励みにして、
この二年以上諦めずにやってきましたので、
今回、再び良い報告をすることが出来て本当に良かったです。

自分にとってサポステは、自分をもう一度陽の当る場所へ戻してくれる
キッカケとなった原点であると共に、
サポステでの経験がなければ今の自分はありえないと思っています。

今回の結果も、サポステで頑張ってきたことが今に繋がっていると
自分は考えていますので、本当にありがとうございました。

 

(転記はここまで)

Sさん、ありがとうございました。
(おかげで、ブログ更新できました)

正直に告白すると、私たちも皆さんの就労をサポートしながら
「果たして仕事に就くだけが正解か?」という葛藤は常に持っています。

Sさんがサポステのことを
「自分をもう一度陽の当たる場所へ戻してくれるキッカケとなった原点」
と評してくれたことは、
私だけでなく、さっぽろサポステのスタッフだけでなく、
全国のサポステスタッフにも勇気を与えてくれたのではないでしょうか。

サポステも、国の政策の一部として行っているので、
色々な批判や制約があるのも事実です。
また、毎年4月1日には、業務拡大を狙う営利企業(ときに非営利企業)に
地元のサポステの運営団体が「取って変わる」こともあります。

私としても、色々と思うこともありますが
こうして5年以上会っていなくても、ふとしたときにメールをもらえるような
そんなご縁をずっと大事にしていきたいなぁと改めて感じました。

サポステ初期の頃にご一緒した皆さん、元気にしてますか?
もしこのブログを見たら、メールでもくださいね。
あ、今は時代も変わって、LINEでも連絡できます。
トップ画面からアカウントを探して、とびっきりのスタンプを送ってください。

これから出会うかも知れない皆さんへ
札幌の雪解けも、もうすぐです。
陽の当たる場所で、あなたとのご縁が始まるのを楽しみにしています。

スタッフ 松田考