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たらい回されて分かったこと

火, 2011-10-11 19:35 | saposute

優しさって何なのか、分からなくて悩んでいるスタッフの松田です。

書き出しとは全く関係ありませんが、先日、健康診断の精密検査に行ってきました。

健康診断は職場を通じて毎年受けに行っていて、8年ほど前には「尿から血とタンパクが出てますよ」という結果が3年くらい続いたので精密検査を受けてみたところ、腎臓に病気が見つかって入院したという経験があります。

で、今回行ってきたのは、血液の検査です。

ここ5年くらい、血中コレステロールに関する「要精密検査」の結果が出ていて、母親が同じように高いこともあって「これはもう遺伝の問題だな」と放置してきたのですが、最近になって、ワタシの体に気になる症状が出始めました。

どんな症状かというと「小さな鉄製のコンペイトウが、血管の中でガガガガ~って暴れているみたいな強い痛み」が、2日に一回のペースで何の前触れもなくやってきて、10秒くらい続いたあとケロッと収まってしまうというものです。

この痛みは、いつも足の同じ場所で発生するのですが、これがちょっとずつ心臓に近づいてきたらイヤですし、「血中コレステロールと何か関係があるのかな?」ということで、精密検査で相談しようと思ったわけです。

と、前置きが長くなってしまいましたが、とにかく健康診断を受けたセンターに改めて、精密検査を受けに行ってきたわけです。

受付で、診断結果と保険証を出して「要精密検査っていう結果を頂いたので改めて来ました」と告げ、しばらく待つと、診察室(?)に呼ばれます。

白衣にちょび髭のおじさんと向かいあって座ったところ、まず「コレステロールが高いね、栄養の取り過ぎか、運動不足か、どっちかだね」と先制パンチ。

それに対して「コレステロールは母からの遺伝もあるようです、体重も年々減っていますし、通勤には自転車に乗るよう心がけています・・・」と軽く反論をする私。

すると「自転車の時間は何分くらい?片道20~30分?それじゃあ足りないなぁ、もう少し毎日運動しなきゃ。」と、これまたグゥの音も出ないような正論が返ってきます。

「いや、毎日運動する時間があったらそもそも苦労せぇへんがな。っちゅうか、何で検査に来て説教されなアカンねん。」と、これはもちろん口に出して言わなかったですが、ちょっぴりウンザリする私。

で、まぁそんなことよりも足の痛みについて相談するのが今回の目的なので「先生、こんなことがあるんですが、今回の結果と何か関係がありますかね」と聞いてみたところ・・・・

聞いてみたところ・・・

ところ・・・

「う~ん、それは病院に行ってお医者さんに相談してみてくれる?」

との答え。

それを聞いたワタシは「そうですよね~、それは病院でお医者さんに聞くべきですよね・・・って、えぇ?!」と思わずノリツッコミ。(実際にはしませんでしたが)

じゃあ、丸くてクルクル回る椅子があって、隣のベッドには四角い枕が乗っかってるこの部屋は何なの?

俺の目の前で、白衣を着て聴診器を首にぶら下げてヒゲまで生やしてるあなたは誰なの??

というのがそのときの私の感覚です。

んで、キツネに化かされたような気分で、何とか言葉を選びながら「では、ここはどこで、あなたは誰なのですか?」ということを聞いてみたところ「ここは健康診断センターであって、病院ではない。私は診療部長であって医者ではない。」みたいな答えが返ってきました。

よくよく考えたら、確かにそれが正しくて、私が間違いです。
病院ではなく、健康診断センターっていう看板も出ています。
私が無知だっただけなのです。うん、いや、そうなのです。

何とか気を取り直して「では、何科の病院に行けばいいですかね?」と聞いたら「そうだねぇ、まずは整形外科に行ってみて」という答えで、これまた私にとっては予想外な展開。
まさに「どんだけ俺の予想を裏切るねん」です。(いや、こちらは素人ですから、予想外の回答でもいいんですが)

整形外科ですか?!

捻挫したり、腰が痛くなったりしたら行く、あの整形外科ですか?!

「いや、関節とかの痛みではないんですが、整形外科で診てもらえますか?」と何とか最後の力を振り絞って反抗してみたところ「もし違っても、何科に行けばよいか、整形外科で教えてもらえますよ」とのこと。

ここでもう、試合終了、私のノックアウト負けです。

何のために、仕事をやりくりし、朝食を抜き、時間をかけてここまで来たのか・・・。
せめて知り合いの「お医者さん」に電話をして、「こういう人がいるけど整形外科でいい?」って聞いてくれたりしないものか・・・。

なんてことを思いながらスゴスゴと帰ったわけですが、改めて考えてみますと、対応してくださった先方には実は何の落ち度もありません。
「専門領域以外のことについては、軽々しくアドバイスするべきではない」という責任感のもと、正しいご判断をしてくださったのだとも頭では理解できています。

でまぁ、それはそれとして、私たちサポステはどうか、ということを考えました。

私たちは、相談に来られた方が、時間や交通費や、その他にいろんなことを乗り越えて私たちの目の前にいるということを過小評価していないか?

私たちは、「そんなことはアンタに言われなくても、それができればそもそも相談なんて必要ないよ」と思わせてしまうような説教をしていないか?

私たちは、専門外の相談領域であったとしても、代わりになる専門家へ繋ぐための努力は最大限にしているか?

などなど、今回の経験を自分に当てはめて、教訓としたいと思います。

少なくとも「もう二度と誰にも相談するもんか!」と思わせてしまうようなことだけは無いように。

ちなみに私は、「整形外科なんて行くもんか!」とこの時は思ったものの、痛みがやってくるたびに、「やっぱりとりあえず整形外科でも行ったほうがいいかな・・・」なんてビビっています。

こんな私に、脂肪分たっぷりのシュークリームの差し入れをお待ちしています。

スタッフ 松田考