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流行り言葉は“ネットワーク”

土, 2010-05-08 09:51 | saposute

皆さまこんにちは、スタッフの松田です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
私の周りでも、海外旅行に行った“勝ち組”から、風邪でずっと寝込んでいた“負け組”まで、さまざまでした。実は私もかなりの負け組でしたが・・。

さて、ゴールデンウィークの前のことになりますが、サポステの実施場所でもある札幌市若者支援総合センター主催にて、関係者による会合を行いましたので報告したいと思います。

私がある時期からずっと抱えていたモヤモヤを解決したい一心で企画し、スペシャルなゲストと豪華なパネリストに集まっていただきました。
そのモヤモヤは「ネットワークを合言葉に、サポステもオープン以来たくさんの支援機関の皆さまと関係を築かせていただいたけれど、果たして利用する若者にとって、意味有るネットワークになっているのだろうか?」ということです。

例えば、私はジョブカフェの連携マネージャーさんと、(私の片思いかどうかはさておき)信頼できるパートナーとしてお付き合いをさせていただいています。でも、若者がジョブカフェとサポステを有効に使い分けられているかというと、まだまだだと思うのです。
同じように、医療・福祉機関の方とも「お互い協力しあっていきましょう!」と言い合えるお付き合いがありますが、利用者の皆さんに医療面のサポートと就労支援をうまく組み合わせたサービスが展開できているかと言えば、やはりまだまだなのです。
そもそも、勇気を出してサポステに相談に来た方が「あなたはその前に診断をオススメします」と言われたら(正式にはそれがサポステの役割でもあるのですが)、やっぱり「たらい回しにされた」と感じるかも知れないし、場合によってはそのまま引きこもり状態に戻ってしまうんじゃないかと、私は悩んでいるのです。

つまりは、関係者がつながる“だけ”では、ネットワークとは呼べない。それ以上の“何か”が絶対に必要になる。そんな、ネットワークの第2段階がどこにあるのか、というのが私のモヤモヤの正体です。

そんなモヤモヤに立ち向かうべく、会合では、特に連携が難しい“こころの問題”を中心に、ゲストに香山リカさん、パネリストに札幌市内の各部門を代表する方々をお招きして、討論しました。
会が始まるまでは「香山さんはもちろんのこと、これだけの顔ぶれに集まっていただけるようになったのは、何と言ってもサポステ4年間の成果だよなぁ」なんて一人で悦に入っていたのですが、実際にパネルディスカッションが始まってみると、欲張りすぎを反省しきりでした。
パネリストはお一人でも一時間程度の講演ができるような方々なのに、それを7名も集めてしまって、会場が聞きたいことを余すことなく聞き出すなんてことは、あまりに無謀なわけです。恐らくパネリストからは「言いたいことの半分も言えなかった」、会場からは「聞きたいことの半分も聞けなかった」という消化不良に終わってしまうのではないかと、冷や汗をかきながら進行していました。

そんなこんなで、大変な会合でしたが、私自身は多くのヒントをいただきましたし、新たな出会いも広がりました。
なかでも「支援者が自分たちの限界をきちんと認め、それを補ってくれる機関とつながる。」という考えは、今までも頭では理解していても、改めて大切だと実感しました。
利用者さんと信頼関係を築いたうえで「私たちでは、この部分のフォローは十分にできないので、○○というところに一緒に行きませんか?あるいは、担当の○○さんに連絡をしておきますので、行ってみませんか?」と言うことによって、たらい回しではなく橋渡しが可能になるわけですよね。

札幌のネットワークづくりが、第2段階に向けて動き出せそうな、そんな期待をもつことができた一日でした。

最後に、このブログを読んでくださっている関係機関の方へ。
4月25日の香山さんの基調講演からパネルディスカッションまで、ハンディカメラで収録したDVDがあります。
香山さんとパネリストの皆さんのご厚意もあって、ご希望の方には着払いにてお譲りしたいと思っています。

ご希望の方は、所属とお名前、郵送先および「ネットワークの第2段階」についてのお考えをご記入のうえ、札幌市若者支援総合センターまで、メールにてお申込ください。 アドレスは center@sapporo-youth.jp です。
メールの件名は「4月25日DVD希望」としてください。
応募は札幌以外からも大歓迎ですが、今回は若者自立支援に携わっている方に限定させて頂きます。医療・教育・福祉・行政・雇用(企業含む)など、広い意味で若者の自立支援を仕事あるいはライフワークにされている方にお届けしたいと思います。
お送りいただいた「ネットワークの第2段階」については、文字数や体裁等の指定はありません。ご本人の了承のもと、本ブログに転載させていただくこともあります。
※枚数およびダビング作業時間に限りがありますので、先着順でお断りすることもあります、予めご了承ください。当日に出席された方はなるべくご遠慮くださいますよう、お願いします。

長い文章の最後までお付き合いいただいた方には、プレゼントでした♪

札幌市若者支援総合センター
(さっぽろ若者サポートステーション)
松田考