ご無沙汰してます、スタッフの松田です。
先日、奈良県で行われたシンポジウムに、パネリストとして参加してきました。
「ニートや引きこもりといった、若者の問題を考える」といった趣旨のシンポジウムです。
あっ、ところで皆さんは、シンポジウムとフォーラムとセミナーの違いが分かりますか?ウィキペディアを使わずに言える方は、すごいです。
・・・すみません、本題に戻ります。
そのシンポジウムというのがなかなか凄くて、主催は文部科学省。パネリストには、世界的に有名なイギリスの若者支援機構から金髪の女性が来たり、韓国で最近脚光を浴びているセンターの所長が来たり、日本の有名な学者さんがいたりと、間違いなく壇上で一番のペーペーは私でした。
そんな方々とのパネルディスカッションの中で、「地域コミュニティの崩壊」という話が何度も出てきました。
簡単にいうと、
・大人になって困難な状況に陥ったときに声をかけてくれる地域の温かみが無いため、社会から孤立してしまう(ニート状態が深刻化する原因)
・子どもの頃から地域のいろんなの人たちと触れ合うきっかけが無いため、対人関係に不安を持つ若者が増える(ニート状態に陥る原因)
といったことです。
ちなみにイギリスでは、スタッフが街に出て孤立している若者に声をかけ、そこで信頼関係を作って自分たちの機関に連れてくるということもしているそうです。彼らの機関名は「コネクションズ」、和訳するとそのまま「つながり」です。
また、幼少期のことで言えば、昔は空き地があり、そこで人数を集めて野球やままごとをして遊んでいたのに、今はその場所を奪われ、ゲームを与えられたことよって、どんな影響があるかは、誰しもが容易に想像できることと思います。
(ゲームの普及が諸悪の根源だ、ということではありません)
つまり「人は人とつながることで、経済的にも精神的にも豊かに生きていける動物であり、今の社会で生きていくためにも、そういうつながりが大切である」ということなのですが、問題はここから先。
「じゃあ、そういうつながりが失われた今の社会で、どうそれを回復するか?」ということです。
「昔は良かったなぁ」なんて言ってみても何も解決しないですし、文明は後戻りできないですから。
今のところ、イギリスでも韓国でも日本でも、若者が他者や社会と関わるプログラムを通じて、自信やスキルを回復していくという考えが主流です。もちろん、サポステもです。
これには、自分たちの目指している方向性が外国でも同じなんだということに、恥ずかしながらちょっとホッとしてる自分がいたりします。
しかし、こういった取り組みはあたかも、本来は幼児期や少年期に体験しておくべきだった人との関わりを、青年期に取り戻す(取り戻させる)もののようにも思えます。
つまり、子どもの頃に自然に身に染みついているべきだった体験を、大人になってから人工的に与えられている、というひねくれた(?)見方ができてしまうわけです。
実はそのシンポジウムの壇上でも、「それはそれで意味があるとは思うが、果たしてそれで問題は解決するのだろうか?」「旧き良き時代の真似事をするだけではなく、新しき良き時代を作るために、私たちにできることは何だろうか?」と発言してみました。
壇上で一番ペーペーである私が、それまでの話の全否定みたいなことを言ってみたわけです。
本心というよりは、ほんの茶目っ気で言った部分もあったのですが・・・・・その先、どうなったと思いますか?
気になる方は、私に会いにきてください♪
おまけ)
韓国の方と交換した名刺の裏には、幼児をおぶっている母親の写真が全面印刷されていました。聞いたら、誇らしげに「オモニ(母)と自分だ」と。仮に私が名刺の裏にオカン(母)の写真を載せるかと言えば・・・ムリですよね!?
スタッフ 松田
